月別アーカイブ: 1月 2012

都城市で新タイプの水質浄化方法に挑戦を!

 都城の河川水質改善プロジェクト協議会(枩下信芳会長)が、浄化作用を持ったひも状の繊維を束ねて加工し、排水路にセットして水質の浄化に挑戦しています。繊維には有機物を分解する微生物が付着されており、汚濁の進んだ排水溝等での水質の浄化作用が期待されています。  県の「新しい公共推進モデル事業」にも選ばれ、市、企業、教育機関、NPO法人等「産学官民」の協働作業で進められており、新しい試みとして各自治体からも熱い視線が注がれています。  このグループは、都城市を中心に「環境大学」や大淀川にまつわる歴史や文化をPRする活動、サミット開催などをとおして、昔のきれいな川を取り戻すために多くの市民、グループが参加し活動を盛り上げています。  宮日切抜きをどうぞ 都城接触材浄化

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3年連続でシラスウナギ大不漁!

 養鰻業の元となる種苗のシラスウナギ漁獲量が3年連続して不漁となりそうな気配です。今季11月22日から始まった漁ですが、3回目の闇の大潮でも大きな山は見られず、県内河川での合計も29日現在で170kg程度となっています。養鰻業者の池入れ量も県外、国外産を含めて約1.1トンという状況です。  シラスウナギ資源の減少傾向は日本のみならず、台湾、中国での漁獲量も大きく減少しており、世界的な規模で続いている様です。  EUではヨーロッパウナギの輸出禁止の規制も続いており、台湾も規制されていますし、シラウナギ価格も1kg当たり200万円をはるかに超えており、今後のウナギ業界も益々厳しい状況となりそうです。  国や県の試験研究機関や大学等での資源解析(マリアナ沖海山付近での産卵場や卵、レプトの幼生大量発見等々)や完全養殖の技術開発も進められております。なお一層のスピードアップが進まないと日本の食文化の代表格である「蒲焼」が消失してしまう可能性もありますね。  宮日新聞の切り抜き 「不夜城のにぎわい」をどうぞ 大淀シラス

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オオヨドカワゴロモ!頑張れ!

 2日前のシマドジョウの新種発見か?の宮日記事に続いて、大淀川水系の岩瀬川固有の「オオヨドカワゴロモ」の保護活動が実施された記事がありました。 宮崎植物研究会(南谷忠志会長)の会員や市民約60名が、岩場の泥やゴミと一緒に沢山の汗も流されました。                 県のレッドデーターブックで絶滅危惧種として「1A類」に登録されており、小林市も天然記念物に指定して保護しているとのことです。                            内水面漁協の組合員さんもどんどん参加して河川の環境がますます良くなる様に願っています。  宮日新聞切抜きをどうぞ オオヨドカワゴロモ

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大淀川水系でシマドジョウの新種?+生物多様性の話題も!

 都城盆地の大淀川水系で、シマドジョウの新種の可能性が高いドジョウが発見されました。淡水魚の研究をしている福岡県保険環境研究所の中島淳さんが、20009年7月に採取した2尾の遺伝子解析や解剖により胸鰭骨の特徴等を解明し、詳細が魚類学会の専門誌に記載されました。  宮日新聞切抜きをどうぞ 大淀シマドジョウ    野田総理大臣の「ドジョウの如く泥臭く、粘り強く」ではありませんが、清流の底質が砂である所に生息するとのことです。          模様もきれいですきとおっており見事な写真ですね。  大淀川水系では、1999年に小林市の岩瀬川で水生植物のオオヨドカワゴロモが新種として登録されており、これに続いて国際的な学術誌等に掲載されれば晴れて新種として認定されることが期待されます。  また、日南市では生物多様性を学ぶ講演会が1月20日、市役所にて開催されました。日本ビオトープ管理士会県支部の笠岡康則さんが「環境を守るために何ができるか」と題して約60人の参加者に訴えました。  宮日切抜きをどうぞ 生物多様性日南     谷口市長の挨拶の言葉ですが、人間は驕ることなく自然と共生することを忘れない様に努めていかなければなりませんね。

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水産試験場の研究成果発表が!

 1月14日、水産試験場(山田卓郎場長)の23年度研究成果発表会が県水産会館で開催されました。持続可能で儲かる水産業を目指して、漁業者のニーズに答えられる様な研究課題の設定し、数年あるいは永年にわたるその成果を一年に一回発表するものです。  内水面では、シロチョウザメを対象に地域特産種としての養殖魚種として民間業者の参入も増えつつあります。種苗生産技術の向上を図る中で、低温処理により成熟を促進させたり、粘膜の処理方法を改良することで孵化率のアップがみられており、合せて初期餌料も改良し生残率も向上しています。                                                   近い将来、宮崎の特産のキャビアやカルパッチョ等のチョウザメ料理がフルコースで皆さんの食卓に並ぶことを期待しています。  その他、蓄用マアジの品質向上や炭酸ガスを用いた活け締め方法の開発、海水の透明度を指標としたプランクトン量の変化から海況変動を予測したり、カワハギの種苗生産技術に取組み、フグに負けない刺身材としては勿論、「アンコウの肝」にも匹敵する様な魚種の発掘等にも挑戦しています。  約150名余の聴衆を前に、若手4人の熱のこもった成果発表会でした。  宮日新聞切抜きをどうぞ 水試研究発表      

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